現在位置 : トップページ > CICOM経営者フォーラム>開催レポート

プロフェッショナルかつマネジメント指向の強いビジネスパーソンの皆様へ、一段高いレベルを目指すうえで役立つ場と機会をご提供させていただきたく、ファーストプレス社との共催により『CICOM経営者フォーラム〜経営者に学ぶ〜戦略感覚を鋭敏にする』と題した公開セミナーおよび懇親会を定期的に開催しております。
 CICOM経営者フォーラム:2009年10月20日(火) 開催レポート>
CICOM経営者フォーラム〜経営者に学ぶ 戦略感覚を鋭敏にする 第5回:プロフェッショナルの考える技術,講演者:横山 禎徳(オリックス、三井住友フィナンシャルグループ、三井住友銀行社外取締役。東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(EMP)企画・推進責任者),10月20日開催

●講演要旨

横山 禎徳今日のような大変革期に必要なプロフェッショナルの資質は、課題を設定し、これを解決する能力、すなわち「アジェンダ・シェイピング・リーダーシップ」である。ここでいうプロフェッショナルとは、学問的体系に基づいた高度技能を依頼人に活用して問題を解決し、その対価としての報酬を得る職能を指す。
プロフェッショナルに必要な態度は、ひとつには、「新たな枠組」を素直・自然に発想すること(Natural Thinking)であり、もうひとつは、自分が「私は何を知らないかを知らない」(I don’t know what I don’t know)という状況にあることを気づいているという謙虚さである。我々はもっと事実を確認する必要があり、また「ことの本質」を理解する必要がある。そうすることにより自律的な発想ができることになる。

新たな課題を設定し、解決策を提示できるためには、単に「戦略」という言葉を乱用するだけではなく、戦略立案の枠組みを実際に使えるところまで練習し習得することである。戦略の5つのステップとキーワードをきちっと記憶し、問題を自分の考えで分析し、問題の裏返しではないKFSを導きだすようになれること、そのうえで、戦略的優先順位を決めて集中し、クリティカルマスを目指すこと、戦略ゲーム・ボードのような枠組みを活用し、戦略のメリハリをチェックすることである。
 
プロフェッショナルになるために
 
日本は今、65歳以上の人口が総人口の20%強を占めるという人類史上未曾有の状況に、世界で最初に直面しており、これはかつてのように欧米に前例を見つけることができない。「超高齢化社会をどのように経営するのか」という課題は、15〜64歳が労働人口といった年齢軸を基にした考えでは解決できない。また、ロジックツリーとかプロフィットツリーのような要素還元論的思考だけでは各要素間に存在する因果関係がよく見えないことがある。この課題を解決するには、目的を持ち活動的な高齢者層を拡大するような社会システムを創ることだと考えており、システム思考を体得し、ダイナミックに考えられるプロフェッショナルが必要である、人々は、見たことがないものを欲することはできないが、それを具体的な形で見せて成果を問うのがプロフェッショナルとしての社会システムデザイナーの役割であると考えている。


<講演者プロフィール>

 横山 禎徳
 (よこやま・よしのり)
東京大学工学部建築学科卒業。前川國男建築設計事務所で建築デザインの修業。1972年ハーバード・デザイン大学院で建築・都市デザインに従事。75年MITスローン大学院で経営学修士号取得後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、企業戦略立案とその実施のための組織デザインを中心にコンサルティング活動。87年にディレクター(シニア・パートナー)、89年から94年まえ東京支社長を兼務。2002年定年退職。オリックス、三井住友フィナンシャルグループ、三井住友銀行社外取締役。東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(EMP)企画・推進責任者。日本とフランスの2カ所居住し、「社会システム・デザイン」という新しい分野の確立と発展に向けて活動中。
# # #

●その他のお知らせ、お問い合わせ先

*経営者フォーラム開催テーマ、スケジュールにつきましては、弊社ホームページ上にてお伝えします。

*ご質問・ご要望などございましたら「お問い合わせフォーム」をご利用ください。

過去の経営者フォーラム >>>


ページの先頭へ

戦略立案のためのステップ 資源投入のS字カーブ効果 戦略ゲーム・ボード