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アキバ在住アナリストのブログvol.4          デジタルワールドの祭典〜東京ゲームショウとCEATEC (10/6更新)

アキバ在住アナリスト、CICOM(サイコム)取締役の石原です。
秋になり、幕張メッセでは世界が注目するビッグイベントが相次いで開催されています。

9月22〜24日は、10周年を迎えた東京ゲームショウがあり、初日のビジネス招待デーに行ってきました。今年は「プレイステーション3」や「Wii」といった次世代ハード機の発売を間近に控えていることもあって、過去最高の出展と来場者が集まりました。

初日午前の基調講演では、ソニー・コンピュータエンタテイメントの久多良木社長が登壇し、「リアルタイム性がゲーム機の特徴であり、根幹はイノベーションである。これなくして持続的発展はない」とのコメントが印象的でした。2000年のPS2発表の時、ハイテクアナリストとして、久多良木社長にインタビューしてレポートにまとめたことを思い起こしました。トップのビジョンと熱意は健在です。

PS3をアピールする久多良木社長の基調講演
PS3をアピールする久多良木社長の基調講演

PS3の実機が並ぶSCEのブース
PS3の実機が並ぶSCEのブース

続くトークセッションでは、PS3の値下げと機能追加が電撃的に発表され、サプライズがありました。会場にずらりと並んだPS3の実機には、ビジネスデーにもかかわらず、たくさんの順番待ち。15分並んで「グランツーリスモHD」をやっと体感できました。11月11日の発売日には、秋葉原でも長蛇の列ができることでしょう。

さて今週は10月7日まで、CEATEC( IT・エレクトロニクス総合展)が開催中です。今年のテーマは、「デジタルコンバージェンスが変える、社会・生活・ビジネス」。

主役はやはり、大画面のフルハイビジョンテレビで、液晶、PDP、SED、リアプロジェクションが、高画質、高機能をアピールしています。東芝とキヤノンが共同開発した次世代テレビSEDは、55型を3台、シアター形式で展示していました。何回か試作品を見ていますが、残像が無く、黒のコントラストがやはりきれいです。

過去最高の807出展、20万人の来場を見込むCEATEC JAPAN 2006
過去最高の807出展、20万人の来場を見込む
CEATEC JAPAN 2006

携帯電話各社のブースには、今月下旬から導入されるナンバーポータビリティを前に、新機種がたくさん展示されています。10月からボーダフォンから社名変更したソフトバンクモバイルはYahoo!ケータイの機能を盛り込んだ13機種、auは14機種、NTTドコモは20機種を投じています。

ここ最近、恒例ともなっている次世代光ディスクの2大陣営対決は、ブルーレイディスク(BD)陣営のソニーが新型レコーダーを会場で発表、一方のHD DVD陣営の東芝も発表済みの機種を大々的にアピールしていました。

陣営の対決という意味では、PCとテレビの勢力争いも見ものです。PCサイドからはインテルがデジタルプラットフォーム「Viiv」を提唱。オンライン上の高品質なビデオをダウンロードしてViiv搭載PCに接続されたテレビで簡単に視聴可能な環境を作りだすことでリビングへの進出を狙っています。一方、ソニー、松下、シャープ、日立、東芝の国内テレビメーカー5社が中核となって7月に設立した会社「テレビポータルサービス」は、デジタルテレビを映像配信、通信販売、生活関連情サービスなどの端末にすることを目指して、「acTVila(アクトビラ)」と名づけたサービスを発表しました。各社のブースで試作品のデモが演じられています。

さらにデジタルコンバージェンスの名の通り、多くのデジタルAV機器を1つにつなぐAVリンクが各社から提案されているほか、DLNA(デジタル・リビング・ネットワーク・アライアンス)やPLC(電力線通信)などの共通規格の提唱も一段と熱が入っていました。

会場は、先端のデバイス・装置とデジタルネットワークの2つに分けて展示
会場は、先端のデバイス・装置とデジタルネットワークの
2つに分けて展示

MOT(技術経営)の視点では、松下電器産業の大坪社長の基調講演が特筆でした。「モノづくり立社の原点は技術であり、松下電器はこれをブラックボックス化し、垂直統合型ビジネスモデルを推進していく」という内容です。垂直統合型モデルは、技術流出を防止するほか、投資額が多額になるものの、デバイスのコストダウンがセットのコストダウンをもたらす点は見逃せません。シャープも液晶のパネルとテレビで実践しています。

そして今年も、会場の一番人気は自転車型ロボットのムラタセイサク君でした。新たに披露した25度の傾斜の坂上り、バックしての車庫入れ、S字の平均台走行に、たくさんの人垣ができていました。セイサク君が倒れない秘密は、サドルの下にあるジャイロセンサーで傾きを検知し、胸にあるホイールを逆回転させてバランスをとっているためです。今年は新規参入したリチウムイオン2次電池を搭載しており、独自の材料と構造による高出力と急速充電をさりげなくアピールしていました。

スーパーテクニックを披露するムラタセイサク君
スーパーテクニックを披露するムラタセイサク君

その他、ロボット関連では、松下電器が介護ロボット、NECがネットワークロボットなどを披露し、相変わらずの人気です。

そこでアキバ・インフォメーションです。来る11月3(金)〜5(日)に、UDXビル2FのAKIBA_SQUAREで「アキバロボット運動会2006」を催行します)。ロボットに触れ、楽しむ3日間、誰もが参加できるロボット体験が盛りだくさんです。

私も企画委員として参加しますので、皆さん、是非、ご来場ください!


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