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アキバ在住アナリストのブログvol.11          10年後の秋葉原〜電気街からITとコンテンツの世界発信拠点へ(1/9更新)

アキバ在住アナリスト、CICOM(サイコム)取締役の石原昇です。

2007年が明けました。今年も秋葉原駅前の再開発エリアでは、1月末に31階建ての富士ソフト秋葉原ビル、4月末に16階建ての秋葉原8街区ビル(仮称)が相次いで竣工します。春には昨年大晦日に閉店したアキハバラデパートの再開発計画も明らかになる予定です。

竣工間近い秋葉原駅東側の2つの高層ビル
竣工間近い秋葉原駅東側の2つの高層ビル
(多数のSEが集結し、PC関連ショップも入居)

そこで年初にあたり、秋葉原の近未来を想像してみましょう。

参考となるのが昨年末に東京都が発表した「10年後の東京〜東京が変わる〜」です。2016年の東京オリンピック招致に向けて石原都知事の肝煎りで作成されたものであり、都市の魅力や産業力で東京のプレゼンスを確立することを目指しています。

最初に示されている「10年後の東京」を貫く3つの視点、
 1. 先端の科学技術力によって未来を切り拓く
 2. 東京から新たな人材育成システムのあり方を発信する
 3. 東アジア諸都市との連携・連帯を通じてダイナミックな発展を遂げる
これらは、まさに秋葉原のコンセプトに通じるものです。

東京都は、現在年間450万人に達した東京への外国人観光客を1000万人まで増やすことを目標に、ユニバーサルデザインのまちづくりの重点整備エリアを10ヵ所選定しています。さらに、産学公連携の深化、産業集積と産業交流の活発化、情報発信型産業の活性化により、大都市東京の持つポテンシャルを活用し、創造的都市型産業群の育成を掲げています。秋葉原はアニメ・コンテンツなどの情報発信拠点を担い、つくば、多摩シリコンバレーなどと産業交流のトライアングルを形成することが期待されています。

「10年後の東京」で示された重点整備エリア
「10年後の東京」で示された重点整備エリア
(東京都知事本局06年12月22日発表)


秋葉原はインターネットやソフトウェア開発を手がけるIT関連業事業者の集積地としても発展しています。1月5日に日経新聞が報じた「国土交通省によるIT関連事業者の都心立地状況調査」によると、06年3月時点で、主要24駅周辺(半径1km)のうち、秋葉原駅周辺はIT関連事業者が1年間で56件増加し818件でトップとなっています。「もともと電気・ITの街というイメージがあるうえ、大規模再開発やつくばエクスプレス開通の影響が表れた」と当局ではみているようです。ビットバレーと言われる渋谷は20件増の488件、中央区茅場町は474件、新宿区都庁前は393件で、これらの地域を圧倒しています。

秋葉原中央通りから六本木ヒルズを望む夜景
秋葉原中央通りから六本木ヒルズを望む夜景
(足元は更地の旧日通本社と建設中のヤマギワ本店)


秋葉原の近未来は、伝統的な電気の街に、ITとコンテンツの先端産業を加え、産学連携を深めて世界に発信する拠点としての発展が期待されます。日々変わる秋葉原、今年もアナリストの視点で旬の情報をお届けします。ご愛読よろしくお願いします。


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