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アキバ在住アナリストのブログvol.48             アキバのエコロジー〜秋葉原から環境貢献(10年 8/27更新)  

アキバ在住アナリストの石原昇です。

記録的な暑さが続いています。7月下旬の平均気温は、東日本で統計を開始した1961年以降、最も高い値となりました。8月も日中35℃を超える猛暑日や日没後も25℃を下回らない熱帯夜が連続しており、身にこたえます。秋葉原では、この暑さを吹き飛ばすエコロジーな取り組みが行われています。

メイドさんが勢揃いの「うち水っ娘大集合!」
メイドさんが勢揃いの「うち水っ娘大集合!」

8月1日、秋葉原駅西口交通広場では、2つの打ち水イベントが開催されました。午前は、NPO法人が主催し、22店舗のメイドカフェが参加した「うち水っ娘大集合!」。各店自慢のメイドさんが一列に並んで打ち水に興じる姿はアキバの夏の風物誌です。夕方は、千代田区が主催し、区内の大学生を動員した「千代田区打ち水大作戦」。6月から8月にかけて、「秋葉原から環境貢献」を標語に展開した「アキバ・グリーン・フェスティバル2010」の一環として行われました。

打ち水イベントは、都心のヒートアイランド対策の一つとして、お風呂の残り湯やエアコンの室外機の水などを再利用した打ち水を、区民、企業、商店街などに呼びかけるもので、今年で7年目となりました。独立行政法人土木研究所の試算によると、都内で散水可能なエリアに、1平米につき1リットルの水を撒くと、その気化熱で気温は2℃下がるそうです。千代田区では、このオープニングイベントを皮切りに、区役所本庁舎前広場で、平日午後4時から打ち水を行うほか、区内5ヵ所の公園で「子どもの池」の水を利用した打ち水を実施しています。

石川区長も参加した「千代田区打ち水大作戦」
石川区長も参加した「千代田区打ち水大作戦」


駅前広場から秋葉原ダイビルに直結する屋外エスカレーターには、2006年8月からドライミスト「愛称:冷んやリフト」が設置されています。毎年7月から3カ月程度、朝8時から夜9時の間で、気温27度以上、湿度70パーセント以下、風速3メートル以下で降雨がない時に自動的に稼動する仕組みとなっています。昨年度は7月1日から3カ月間で54日以上稼動しており、設置ポイント周辺の気温が2〜3℃下げる効果があったと報告されています。

連日フル稼働のアキバのドライミスト
連日フル稼働のアキバのドライミスト


この装置を開発したのは、地元の千代田区に本社がある能美防災(株)です。2003〜2004年に経済産業省中部経済産業局の地域新生コンソーシアムの研究開発事業として共同開発されたもので、愛知万博で披露され、翌年からヒートアイランド抑制システムとして販売されています。最近は東京駅丸の内北口などの主要駅や高速道路のサービスエリアでも見られるようになりました。都心では、8月17日に3年ぶりに37℃を超えましたが、秋葉原のエスカレーター付近はひと時の涼に癒されました。

ベルサール秋葉原では「省エネ機器展」が開催されました。太陽エネルギー、高効率給湯器、高効率空調機、LED照明等の省エネに関する展示のほか、千代田区が実施している「新エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成制度」やCES(千代田エコシステム)の普及啓発活動を行っているCES推進協議会の千代田エコアクションポイント制度についてわかりやすく紹介されていました。千代田エコアクションポイント事業は、区や協議会等が主催する環境イベント等に参加するとポイントが付与され、5個たまると廃油石けんやソーラー携帯充電器等のエコグッズに交換できるというものです。夏休みの期間中は、子どもたち向けにエコアイテムを使ったものづくり工作や環境を意識したワークショップ「秋葉原環境クラブ」も人気を呼びました。
 
「省エネ機器展」では千代田区の取り組みを紹介
「省エネ機器展」では千代田区の取り組みを紹介


7月の土曜日に開催された「アキバ・クリーン・キャンペーン」は、ゴミの無い街、環境に優しい街を目指し、地域住民やボランティアが秋葉原を清掃して回りました。神田明神のお膝元である秋葉原住民のエコ意識は高いものがあります。秋葉原ダイビルやUDX、東京タイムズタワー、神田消防署のエリアで発足した神田山本町会の懇親会、芳林公園で開催された納涼大会には、千代田区のリユース食器が利用されています。

アキバ住民の納涼大会はエコなイベント
アキバ住民の納涼大会はエコなイベント


秋葉原では今、大きな環境関連のプロジェクトが進行中です。日本の先端環境技術や製品を世界へ紹介し、新たなビジネスを創出する試みです。今春、クリーングリーンリサーチとアスキー総研が事務局となり、Google、パナソニック、日立製作所、ビットメディア、環境省、東京都、東京大学、NPO法人、秋葉原電気街振興会などの参加を得て、「アキバスマートエコ・キャンパス協議会」が発足しました。この冬を目処に、秋葉原を舞台に、スマートメーター、スマート発電端末などのショウケースが実施される見込みです。「秋葉原から環境貢献」、世界に向けてエコ社会の夢が広がります。


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