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アキバ在住アナリストのブログvol.51            アキバの復興支援〜心の明るさと魂の叫び、そして知恵の結集(11年4/28更新)

アキバ在住アナリストの石原昇です。

この度の東日本大震災により被災された皆様には心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

全国で復興支援が立ち上がるなか、ここアキバでも熱い活動が広がっています。

「風評被害に負けるな!」と農産物の安全性をアピール
「風評被害に負けるな!」と農産物の安全性をアピール

4 月23 日(土)、「東日本震災復興支援キャンペーン@秋葉原」の旗の下、被災地の産直野菜の販売と募金活動がありました。普段、秋葉原ダイビル前の交通広場は、物販が禁止されていますが、今回、千代田区や警察の全面的な協力を得て実現しました。

当日はあいにくの小雨模様ながら、福島県、茨城県、千葉県、つくば市などの被災地の生産者団体に、青空市場を運営する俳優の永島敏行さんも参加し、市価より安い新鮮なトマトやキャベツが並べられました。かつてこの一帯が神田青果市場であったことが思い起こされます。

その3日前にも、秋葉原駅前ビル横にある特設売り場で、福島産農産物の直売会がありました。  興味を惹いたのは、いちごやお米などの売り場の傍らで、電気街の老舗の東洋計測器が出店していたことです。省エネ効果の高いLEDとともに携帯型放射線検知器(ガイガーカウンター)が販売されていました。平時の数倍の売れ行きで、品切れが続いているそうです。

放射線検知器は粗悪品も多いので注意が必要とのアドバイス
放射線検知器は粗悪品も多いので注意が必要とのアドバイス


アキバらしいチャリティーイベントも目白押しです。震災後に中断していたアキバのホコ天も4月17日の日曜日から再開されました。外国人がめっきり少なくなり、電気街の象徴である光や音が抑えられていますが、アキバに集う人の心は明るく、魂の叫びは大きく響いています。

ホコ天再開の初日、中央通りで数多くの募金活動が目立ちました。UDXでも「アキバのチカラを結集! 東日本大震災支援イベント 泉谷しげるトーク&ライブ 日本を救え!」が、開催されました。歌手の嘉門達夫さん、中村中さん、漫画家の浦沢直樹さん、アニソングループのアイドルも出演し、被災者への応援ソングを熱唱しました。

「お前ら勝手に募金しろ!」を合言葉に会場は大興奮
「お前ら勝手に募金しろ!」を合言葉に会場は大興奮


会場内には募金箱が設置され、コスプレーヤーやメイドさんの呼び掛けがこだましました。これらの模様はニコニコ生放送でも中継され、視聴者は動画プレーヤーの右上にある募金ボタンから「ニコニコ募金」に参加できるようになっていました。当日は、地下1階に痛車(いたしゃ)が集結し、こちらもアキバらしい風景でした。

アニメキャラをあしらった「見ていて痛々しい車」が語源
アニメキャラをあしらった「見ていて痛々しい車」が語源


アキバならではのオークションも実施中です。秋葉原UDX4階の東京アニメセンターでは、日本動画協会が、「アニメ・チャリティオークション」を開催しています。「STAR DRIVER輝きのタクト」のシンドウ・スガタ役の福山潤さんのサイン入り台本や、テレビアニメ「WORKING」のイベントスタッフパス、「∀ガンダム」をはじめとするセル画、人気の声優のサイン色紙やレアものの非売品グッズなど、約150点が出品されています。

入札の受け付けは5月31日まで。オークション終了後の売上金額は、日本赤十字社を通じて寄付されるそうです。

一時休館していた東京アニメセンターは4月12日にリニューアルオープン
一時休館していた東京アニメセンターは4月12日にリニューアルオープン


アキバの知恵を結集したプロジェクトも動き始めました。4月25日(月)、アキバに本拠をおく新産業文化創出研究所(ICIC)の主催により、「復興支援異分野連携プロジェクト−第1回 異分野の企業・団体等の連携による災害復興イノベーション会議キックオフ」が開かれました。

新産業文化創出研究所は、大学や研究機関、さらにはベンチャーの研究から派生してくる有望な新技術などのシーズを発掘して、異分野とのマッチングやコラボレーション、実証試験を行いながら、事業化など付加価値を高めるプロデュースを行なっています。

各種研究会やワークショップを実施しており、こうしたプラットフォームを活かして、今回の大震災地域の復興のためのオープンイノベーションスタイルのプロジェクトを企画しています。

UDXオープンカレッジ事業を活用したオープンイノベーション
UDXオープンカレッジ事業を活用したオープンイノベーション


「それぞれの大学や企業の持つシーズだけでは、直接的に震災復興のために、どう役立つか判らないかもしれません。また1社では大きな協力の力になれないかもしれません。でも、研究会やワークショップを重ね、異なる発想同士、異分野の交流を促進すれば、文殊の知恵により、被災地の地域資源の活用や新たな産業や雇用の創造、新たな文化や癒し機会の創出のためのプラットフォームができるかと思います。」と廣常啓一所長が熱く語りました。

キックオフミーティングには、岩手県や宮城県の関係者や復興アイデアをもつ企業が集まりました。プロジェクト案として、避難児童向けの遠隔授業システムや発泡ポリスチレン製のドーム型仮設住宅の建設、危機管理広報や復興支援企業広報活用などがプレゼンされました。

他にも、復興広域花博のような国際博覧会の誘致、多元語医療支援システム、コンパクト・スマートシティ、エコ発電によるEVスタンドの地域会社化、地域産品の付加価値創造と流通システム開発、復興支援ファンドの組成、外国人研修都市の構築など、アイデアは尽きません。

今後も、企業や研究者、被災地域関係団体等に呼びかけ、復興のアイデアをプレゼンしてもらい、研究会、ワークショップを月1〜2回継続的に開催し、部会は部会ごとに開催日程を調整する予定です。最終的には、成果等を提言レポートにまとめ、セミナーや実証実験等で披露し、具体性の高い案件は速やかに事業化、あるいはプロジェクト化して地域導入のプロセスに移行する計画です。近日中に、専用Webサイトも開設するとのことで、詳しくはそちらをご覧下さい。アキバ発の復興オープンイノベーションに注目です。

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