The Culture Factor @Tokyo 2016 日本語のみ

分科会

Time 13:30pm-15:20pm

トラック B多文化共生型社会に求められるグローバルタレントとは?

Summary
複雑系グローバル化が加速化する21世紀においては、多くの企業が異文化といかに共生しながらグローバル組織効果を実現するかに悩んでいる。本セッションでは、1)JETROによる日本企業のグローバル人材ニーズの調査結果、2)浜松を中心に異文化との共生に取組む地域コミュニティの経験知、3)学術的なグローバルリーダーの定義と最近の研究動向を紹介しながら、21世紀を担う「グローバルな」日本人を育むための戦略的課題について考える。

●次世代を担う日本のグローバル人材

Speakers

太田 正孝 氏

太田 正孝 氏

早稲田大学商学学術院教授 博士(商学)

専門は国際ビジネス/異文化マネジメント。日本における異文化マネジメント研究のパイオニアであり、異文化アプローチを軸とする企業研究に加えて、異文化リーダーシップに関するエグゼクティブ・プログラムも積極的に展開している。最近の関連著書としては『多国籍企業と異文化マネジメント』(単著、同文舘2008)、『インド・ウェイ⾶躍の経営』(監訳、英治出版2011)、『異文化マネジメントの理論と実践(編著同文舘2016年3月刊行)、『文化を超えるグローバルリーダーシップ』(監訳中央経済社2016年4月刊行)がある。

小西 由樹子 氏

小西 由樹子 氏

早稲田大学商学学術院助手(商学研究科博士課程在籍中)

専門はグローバルマインドセットの育成。大阪大学経済学士、早稲田大学MBA。第一勧業銀行(現みずほ銀行)総合研究所、日本経済研究センター研修生を経て、現在早稲田大学商学学術院助手(早稲田大学大学院商学研究科博士課程在籍中)。拓殖大学非常勤講師。カリフォルニア大学リバーサイド校(MBA)、ハワイ大学マノア校(MBA)に留学。

小野 香織 氏

小野 香織 氏

早稲田大学商学研究科博士課程在籍中

上智大学外国語学部フランス語学科卒業後、丸紅株式会社勤務を経て、フランスに留学。エセック経済商科大学院大学(ESSEC)にて経営学修士取得の後、日本ミシュランタイヤ、日本サンゴバンにて、多国籍環境下での業務を多数経験。現在、早稲田大学商学学術院博士課程所属。専門は国際ビジネスと異文化マネジメント。

●日本企業のグローバル人材ニーズに関する調査結果

Speaker

田中 一史 氏

田中 一史 氏

独立行政法人 日本貿易振興機構(JETRO)
ビジネス展開支援部 新興国進出支援課長

1990年JETRO入会。本部では、主にアジア経済の調査を担当し、海外調査部アジア大洋州課長代理、経済分析部国際経済研究課長代理などを拝命。海外勤務は、マニラ事務所調査ダイレクター(1994年~1998年)、サンフランシスコ事務所北米広域調査員(2003年~2006年)、バンコク事務所次長(2011年~2015年)を歴任。2015年4月より現職。中堅・中小企業等の海外展開やグローバル人材の育成、外国人留学生等の就職支援などに取り組んでいる。

●異文化との共生に取組む地域コミュニティ

Speaker

松岡 真理恵 氏

松岡 真理恵 氏

公益財団法人浜松国際交流協会 主任・多文化共生コーディネーター

(財)豊田市国際交流協会職員(1995年~2001年)やオーストリア・ウィーンでの外国人としての生活等を経て、2006年から現協会に勤務。東京外国語大学・多言語多文化教育研究センターの多文化社会コーディネーター養成講座を2008年度に修了後、同センターでの多文化社会コーディネーター研究に関わる。地域自治会活動や外国人相談において異文化とのつきあいの複雑さを日々感じている。

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