近年、日本企業でもコーポレートガバナンスの強化や経営変革の加速を背景に、次期CXOレベルを中心とした経営リーダー候補者の選抜や育成を計画的・組織的に進める動きが広がっています。
しかしその一方で、
「候補者リストはあるが、経営レベルで客観的な評価軸や選抜のための共通言語がなく本質的な議論に至らない」
「選抜基準が属人的で、最後は“この人は経営リーダーらしいので大丈夫”という誰かの感覚で決まってしまう」
「中長期軸の候補者の選び方と短期軸の候補者の選び方の目線が社内で整わない」
といった、ガバナンスとしての構造的な課題を抱える企業も少なくありません。
このような状況においては、次期CXOレベルを中心とした経営リーダー候補者を客観的に見極める科学的な視点と、それを理解した上でガバナンスを行う経営陣、とりわけ取締役の力強い関与という両輪が欠かせません。
本セミナーでは、まず、HOGAN Assessments社の心理データ専門家 Ryne Sherman博士が、「リーダーらしい人(leadership emergence)」と「リーダーとして成果が出せる人(leadership effectiveness)」の違いと、トップマネジメントとして継続的にパフォーマンスが発揮できる人のパーソナリティ上の特徴をグローバルデータから解説します。
続いて、役員向けガバナンス研修のパイオニア BDTI(会社役員育成機構)代表理事 西田忠康氏が、次期経営リーダーの選抜や育成のガバナンスを踏まえた日本企業のガバナンス改革のポイントと取締役に求められる資質と行動について語ります。
*本セミナーは英語と日本語で実施されます。英語の講演については、日本語での簡単なサマリーのご提供を予定しています。
*当社は、HOGAN ASSESSMENTの代理店であるOptimal Consultants Japan K.K.のアライアンスパートナーとして、同社の日本におけるHOGAN ASSESSMENTの販売を支援しています。
申し訳ございませんが、同業他社様からのお申し込みはご遠慮願います。
Dr.Ryne Sherman
Hogan Assessments /
Chief Science Officer
カリフォルニア大学大学院でパーソナリティおよび社会心理学の修士号・博士号を取得。研究テーマは、パーソナリティがキャリア形成、職務パフォーマンスに及ぼす影響に関するもので、全米科学財団の支援を受けるなど高く評価されている。Hogan Assessmentsでは、最高科学責任者としてデータサイエンス部門を統括。タレントアナリティクス、製品開発、研究基盤の構築をリードし、AIや機械学習を用いた新たなパーソナリティ評価手法の開発にも取り組む。これまでに50本以上の学術論文を発表、国際的なメディアにも取り上げられるほか、ポッドキャスト「Science of Personality」を共同主催し、リーダーシップや組織におけるパーソナリティ活用について発信を続けている。
西田 忠康Tadayasu Nishida
公益社団法人会社役員育成機構(BDTI) 代表理事
学校法人西田学園 理事長
Hogan Assessment 認定コーチ
早稲田大学政治経済学部、マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院卒業。NTTに民営化1期生として入社し資金調達や海外事業投資など財務関連の業務に従事。1996年、サイコム・インターナショナルを設立。日本で初めてMBAコンテンツを英語で学べる公開講座など、約30年、マネジメント/グローバルの分野で研修を提供。2025年3月にサイコム・ブレインズ株式会社代表取締役を退任し、現職に就任。並行して2015年より学校法人西田学園理事長を務める。2019年より3年間日本MIT会会長。訳書に『分散型リーダーシップの実践 Xチーム』がある。
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