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イベントレポート

2022年3月9日開催オンラインセミナー「人材アセスメントで成功させるリスキリング~DX推進、シニア人材のキャリア開発における事例から学ぶ~」 組織と人材のパフォーマンスを上げるために、人事としてすべきこと

  • b! はてぶ
2022.05.30
齊藤 彩 Aya Saito
齊藤 彩サイコム・ブレインズ株式会社
コンサルタント

2022年3月9日に「人材アセスメントで成功させるリスキリング~DX推進、シニア人材のキャリア開発における事例から学ぶ~」というテーマでセミナーを実施しました。
「リスキリング」「DX推進のための組織構築」「シニア人材のキャリア開発」は、最近多くの人事の方からご相談を頂くテーマです。これらのテーマは一見すると、相互の関連性やつながりはないように見えますが、実はいずれも「個人の資質にフォーカスする」という点で共通する部分があります。そこで今回は、個人の資質を可視化する人材アセスメントの活用を検討されている方や、これらのテーマに関する他社の取り組み事例について情報収集されている方にとってお役に立てる内容をお届けできたら、と思い、本セミナーを企画しました。本レポートでは当日の様子を、一部スライドを交えてご紹介します。

イベント概要

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まずは組織の中で求める人材を可視化し、成長に向けて社員を動機づける

時代や取り巻く環境の変化により、これまでとは異なるスキルが求められるようになり、あらゆる世代のキャリアに影響が及んでいます。そのため、日本の多くの企業が人材の「リスキリング(スキルの再構築)」に取り組んでいる、あるいは、取り組もうとしています。具体的には「DX推進を誰に担ってもらうのか(=誰に教育投資をするのか)」「シニア社員に対し、どのように新たな課題や学びにチャレンジしてもらうか」といった問題について、取り組みを模索している企業が多いようです。

こうした問題を解決するには「組織の中で求める人材を可視化する」、あるいは「これからの成長にむけて社員を動機づける」必要があります。今回のセミナーでは、この可視化や動機付けに有効なツールの1つとして、人材アセスメント「ProfileXT」と、その活用について、事例なども交えながら、プロファイルズ社の福島氏からお話しいただきました。特に「DX人材の発掘と配置転換」というテーマについては、今後必要とされるテック人材のタイプと要件、人員計画の立て方に関する事例紹介もあり、参加者からは「人事として何から取り組むべきか考えるきっかけとなった」との感想をいただきました。

アセスメントで自分の可能性を認識し、さらに活躍するためのきっかけを作る

人材アセスメント「ProfileXT」では、特定の職務やポジションについて定義された理想の人物像モデルと、個人のマッチングを測ることができます。

このアセスメントを使うことで、その人材が持つ資質と、特定のポジション(DXプランナー、ITアーキテクト等)とのジョブマッチ%を算出し、その人材がその職務でどの程度成果を出すポテンシャルを有しているかを定量的に測定することができます。これによって、人事は、資質を持った人材を見抜くことができ、将来に向けたスキルの修得を促すことができます。また、社員は、自分が新たなポジションに就く、あるいは新しいスキルを修得するにあたり、自分の資質と会社からの期待を理解したうえでリスキルに取り組むことができるようになります。特に、これまで長く会社に貢献してきたシニア人材には、ご本人が、自身の「思考スタイル」「行動特性」「仕事への興味」を認識し、納得した状態で新しい分野で活躍していただくことが非常に重要です。

セミナーでは、ある会社の「シニア人材向けキャリア開発事例」を紹介しました。この会社では、一定年齢以上の社員に対してキャリア研修を実施しています。参加者はProfileXTを回答した上で研修に参加します。研修の場では、参加者同士の対話やProfileXTのレポートで示された自分自身の資質スコアから、自分自身では気づけなかった、「変身資産」になりうる自身の資質を発見することをねらいとし、これからのキャリアの方向性を見出すきっかけとなるように設計されています。

また、研修での活用だけでなく、その人材が新たにリスキルしてほしい様々なポジションとのジョブマッチングを測定することができるため、その人材が最も活きる“新たなポジション”を企業側も把握することができます。このように、本人の資質や志向に即して、組織としての戦略的な配置転換を可能にする点が、他のアセスメントと一線を画しています。セミナーではシニア技術者の再配置にPXTを活用した事例が紹介されました。

この事例は、シニア人材だけでなく、多くの社員のキャリア形成に応用できるもので、社内での新たなキャリア発見やリスキリングのための出発点となるツールとして、ジョブ型人事制度を導入している企業においても、活用が始まっています。アセスメントを使うことで、働く人が自分の価値や可能性を認識し、さらに活躍するためのきっかけを作ることができるのです。リスキリング、キャリア開発、DX組織開発、そして人材アセスメント「ProfileXT」について、もっと話を聞いてみたいと思われた方は、ぜひサイコム・ブレインズのコンサルタントにご相談ください。

  • 齊藤 彩 Aya Saito

    齊藤 彩Aya Saitoサイコム・ブレインズ株式会社
    コンサルタント

    明治大学文学部卒業。高校教諭を経て大手学習塾に就職し、幼稚園から大学受験までの学習指導や進路指導カウンセリングなどを担当。また、社内のジョブローテーション制度により、企画本部や人事、広報にも従事。その後、2014年、サイコム・ブレインズに入社。英語教育部門を経て、現在は営業力強化や若手育成などの職務を担当。神奈川県横浜市出身。「色彩」に興味があり、AFT色彩検定1級、色彩福祉検定1級、パーソナルカラーアナリストの資格を取得。色彩の影響力について深く知るにつれ、心のケアに役立てられないかとアロマテラピー検定1級、メンタルヘルスマネジメントⅠ種(マスターコース)なども取得。

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