2020年、新型コロナウィルスの世界的感染は、多くの人命を奪い、多大な経済的困難をもたらしました。そして、私たちはまだこの試練の真っ只中にいます。なかなか先が読めない状況ではありますが、そのなかで私たちはいくつかの大きな動きに注目しています。
個人の自律性が必須要件
多くの人がテレワークを経験し、そこからほぼ同様のアウトプットが出せることに気づきました。そうすると、個人として誰かに指示されなくても自分で物事を考え、自分に必要な知識・スキルを磨き、自分の中長期的目標を持っていることが、従来よりもはるかに重要になりました。
組織と個人の関係が変わる
オフィスに集まり長い時間を過ごすことで組織は成果を出し、個人も成長するという考え方は退潮し、場所と時間による制約が減りつつあります。副業が一般的になってくる環境下で、いかにメンバーのエンゲージメントを高めるか、個々のキャリアとのシナジーを確保するか、企業には新たなチャレンジが求められます。
グローバルなインテグレーション
優秀なビジネスパーソンやエグゼクティブが世界を飛び回る時代は終わり、その分、オンライン会議やシステムの統合によりグローバルにビジョンや戦略を共有し、ダイバーシティを強みにしながらバーチャルにプロジェクトや問題解決を進められる企業が勝利を収める傾向が進みそうです。
サイコム・ブレインズは、こうした動きがコロナ禍終息後も不可逆的に進むという認識を持っています。そして、研修会社としての四半世紀の知見や豊富なコンテンツに、行動科学、データ分析、デジタル技術を組み合わせて、自律的学習や人材の発掘・育成、組織変革のソリューションを提供してまいります。