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大手金融会社 ビジョン浸透に向けた部門長・課長クラスの役割・行動強化

お客様の課題

短期的な目標達成だけでなく、持続的な成長のためにビジョンにもとづいた行動を現場に根づかせたい

業界をリードする大手企業として「数字=業績目標の達成」に強いこだわりを持ち、営業活動に邁進することを奨励する文化が、現場の隅々に根強く浸透している。一方で、大きな構造変化により成長の鈍化、離職率の高さや採用難など、様々な事象が経営課題として表面化。数字へのこだわりだけで成長し続ける、あるいはそれに向けて組織をマネジメントすることが困難になってきている、という危機感が経営陣の中で高まり、あらためて企業としての理念やビジョンにもとづいて行動し、顧客に価値を提供することの重要性が再認識された。

従来から企業としての理念やビジョンを掲げ、トップからもメッセージを発信しているが、人事部門としては、それを現場に浸透させるうえで重要な役割を持つ部門長クラスおよび課長クラスの意識を変え、浸透のための具体的な施策を各自が考え実践できるように支援することが必要と考えた。

サイコム・ブレインズのご提案

「自部門ビジョン」の構想と発信によるブレイクダウン

新しい中期経営計画の策定と社内外への発信のタイミングに合わせ、部門長クラスと課長クラスに対し、ビジョン浸透におけるそれぞれの役割にもとづいた施策を提案。

<部門長クラス>

役割:ビジョンのブレイクダウン、浸透シナリオ立案、課長層の巻き込み
施策:自部門ビジョン策定・浸透ワークショップの実施

  • ビジョンとその浸透の重要性を理解する
  • 全社の理念、ビジョン、経営トップのメッセージを理解し、自身の行動の振り返る
  • 全社ビジョンを念頭に、自部門のビジョンを策定する
  • 講師や他の部門長からのフィードバックを受けてビジョンをブラッシュアップする
  • 部門ビジョンの浸透度合いを測定するKPI(具体的行動レベルでの指標)を設定する
  • 現場での発信、メンバーの巻き込みなど、ビジョン浸透のためのシナリオを策定する
  • 課長との面談を設定・実施する
  • 一定期間後に振り返りのためのワークショップを実施。KPIにもとづきビジョン浸透における課題を把握し改善策を立案する
<課長クラス>

役割:自部門ビジョンのメンバーへの伝達、職場コミュニケーションの活性化
施策:職場勉強会の実施とファシリテーターの養成

  • 部門長との面談で、ビジョンとその浸透の重要性、自部門のビジョン、KPI、浸透のためのシナリオを理解する
  • ワークショップでビジョン浸透のための職場勉強会の進め方、議論を活性化するためのファシリテーションスキルを習得する
  • 職場勉強会/個々のメンバーとの面談を設定・実施する
  • 一定期間後に部門長との面談を実施し、KPIにもとづきビジョン浸透における課題を把握し改善策を立案する

施策のポイント

ビジョンと日々の活動がどうつながるのか?「壁に掲げたお題目」で終わらせないためのシナリオを考える

ビジョンは書類で伝えるものではなく、肉声で伝え続けるものであり、経営トップだけでなく、部長層・課長層がその言葉の持つ意味、必要性、共感を呼ぶ伝え方、浸透させる史シナリオを戦略的に考えて行動しなければ、単なる「壁に掲げたお題目」になってしまう。

ビジョン浸透における部長層の役割は、自社の方向性を理解した上で自部門が向かうべき方向性を明確に打ち出し、それが日々の業務や目標達成に向けた取り組みとどうつながるのかを、自分の言葉を持ってメンバーに語ること。そして部長層は課長層を巻き込み、課長層は現場のメンバーとのコミュニケーションを活性化させることによって、徐々に共感・共有されていく。

ビジョンと実現シナリオの策定

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