- 厳 麗サイコム・ブレインズ株式会社(上海)
総経理

新型コロナ感染予防のため、中国では3月下旬に外国人の入国禁止措置がとられ、春節休暇後に中国に戻れなくなった日本人赴任者が大勢いました。このような方々を対象に、サイコム・ブレインズ(上海)では、4月28日に「コロナ時期における中国労務リスクマネジメントセミナー」をオンラインで実施しました。緊急事態宣言が出ている日本でも在宅勤務が奨励されているため、参加者は滞在中の日本のご自宅から参加していただきました。
在宅勤務の今、オンラインセミナーが主流になってきましたが、日本全国各地に滞在する参加者の顔を見ながらの実施となりました。ケーススタディやグループ討議など、通常の集合研修と同様の活動をし、またチャット機能や投票機能を使い短時間で皆の意思確認を取るなど、バーチャルならではの施策も取り入れ、満足度の高いセミナーとなりました。
日本人赴任者はまだ日本にいるものの、中国では徐々に業務が再開されています。日本人上司からの日常の指示や報告はリモートとなり、リモートならではのストレスや難しさが露呈しているのが現状です。現場を見ながらの確認、タイムリーな報連相、問題発生の未然防止など、現場にいれば対面で把握できることがリモートだと思うようにいかない。しかも日中の異文化という要素も関係してくるため、なおさらコントロールが難しい。このようなジレンマは、今多くの方が抱えている悩みであると想定されます。このようなコミュニケーション上の課題を解決するために、サイコム・ブレインズ(上海)から次のように提言しました。